猫に媚びる生活。(仮)

ネコサムが猫のエリンギさんとシメジさんに好かれようとアレコレ模索するブログ。

【先代猫忘備録3】


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次の日、

コバの体はすっかり冷たく硬くなっていました。

開いたままの大きな瞳は、

鮮度の落ちたイクラみたいに瑞々しさを失っていました。

 

猫の目はビー玉なんかじゃなかった。

生きていないと全然美しくないんだ、と思いました。

 

午前中にペットの葬儀屋さんをよんで、

コバを見送りました。

 



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嫌なことがあって凹んだときや落ち込んだとき、

丸くなったコバの体にパフっと顔をうずめると

まるで嫌なものを吸いとってくれるように気持ちが落ち着いたものでしたが、

この悲しい気持ちをやさしく吸いとってくれるやさしい存在がもういません。

 

家に帰るといつも、

真先に猫を探して触るのが習慣になっていたため、

しばらくはもう居ないコバの名前を思わず呼んでしまうことが何度もありました。


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私はコバが生きてる間、あまり猫について調べたりしたことがありませんでした。

彼女の死後、

彼女の行動やしぐさの意味を知りました。

そっけない猫だったし、

私は美味しい食べ物をくれる人ていどにしか思われてないと思ってましたが、

彼女は本当は私にアイラブユーをたくさん贈ってくれてた。

 

それに気づいてから、

もっと悲しくなりました。

 


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先代猫が死んでから、「猫、生まれかわり、時期」とかでけっこう検索しちゃったりしましたが

今の子たちはコバが生きてるころに既に生まれていたので、生まれかわりなんてあり得ないんです。

 

それでも、ご縁があって

今一緒に暮らしている。

私はもちろん、シメジとエリンギが大好きですが、

彼女たちも私のことを好きでいてくれてると感じます。

 

あのとき、コバを連れて帰らなかったら

この子たちにもであっていないし、

そもそも猫なんて嫌いだったかもしれない。

 

この赤い糸はきっと

コバが繋いでくれた赤い糸の続きなんだと思いたい。


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エリンギとシメジがきてから毎日が本当に楽しくて、

ペットロスから抜け出せたと思っていたのですが、

思い出すとやっぱり泣いてしまいますね。

 

私はコバのことがすごく好きだったんだな、

と思いました。

もし細かいことは忘れちゃったとしても、

このことだけは絶対に忘れないと思います。